【尾道 因島】雨の日にふらり。因島の天狗山と地蔵鼻を歩く、小さな巡礼旅

地蔵鼻のお地蔵様

てくてく日:2025年4月25日

今日は雨。
いつもなら家でごろごろ過ごしてしまいそうだけれど、
ふと思い立って因島へ向かいました。

目指したのは、岬の先端にある地蔵鼻、
そして小さな山、天狗山。

しっとりと濡れた道を歩きながら、
過ぎた日の記憶や、これからの願いに、そっと触れてきました。

そんな、雨上がりの小さな巡礼旅のはじまりです。

これから山や街を歩いてみたい方にも
「歩く感覚」が伝わるように構成しています。
この旅の記録が、あなたのてくてくのヒントになりますように。
道の分岐や立ち寄った場所の写真もあるので、よかったらのぞいてみてね。

目次

因島、天狗山、地蔵鼻とは?基本情報と魅力

天狗山

広島県尾道市因島に位置する天狗山(標高207m)は、因島公園の一部として整備されており、瀬戸内海の多島美を一望できる展望スポットとして知られています。
山頂の展望台からは、四国の山々や瀬戸内海の島々を見渡すことができ、特に夕日は「因島八景」に選定されています。

四季折々の自然と文化に触れる

天狗山の登山道は、桜、紅葉、さつきなど四季折々の花木が植えられ、一年を通じて散策が楽しめます。
また、山頂付近には高さ約5mの「弘法大師像」や、因島ゆかりの作家の句碑が並ぶ「つれしおの石ぶみ(文学の散歩道)」など、文化的な見どころも豊富です。

アクセス情報

  • 所在地:広島県尾道市因島
  • アクセス
    • しまなみ海道「因島北IC」から車で約10分
    • 因島土生港から車で約15分
  • 駐車場:あり(無料)
  • 登山道:駐車場から山頂まで徒歩約10分

地蔵鼻の伝説とご利益

地蔵鼻には、悲しい恋の伝説が語り継がれています。
戦国時代、村上水軍の武将・金山亦兵衛泰時が、都へ向かう周防の高橋蔵人の娘を関所破りの罪で捕らえました。
娘の美しさと琴の音色に心を奪われた泰時は、側女になるよう命じましたが、娘には思いを寄せる若者がいたため拒否され、怒った泰時は娘を浜で斬り捨ててしまいました。
その後、夜になると琴の音が聞こえ始め、泰時は娘の亡霊に悩まされるようになります。
そこで、渚の岩に地蔵尊を彫り、娘の霊を手厚く供養したところ、亡霊に悩まされなくなったと伝えられています。
この地蔵尊は「鼻の地蔵さん」と呼ばれ、干潮時にのみ姿を現します。
訪れた人々は、娘の思いが込められた小石を持ち帰ると恋が成就すると信じられており、縁結びや子授け、安産祈願のスポットとして多くの人々が訪れます。

アクセスと注意点

  • 所在地:広島県尾道市因島三庄町
  • アクセス
    • しまなみ海道「因島北IC」から車で約15分
    • 因島土生港から車で約15分
  • 駐車場:あり(無料、約10台)
  • 注意事項
    • 地蔵尊は干潮時にのみ姿を現すため、訪問前に潮位を確認してください。
    • アクセス路は狭く、滑りやすい箇所があるため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。
    • 満潮時や悪天候時の訪問は避け、安全に配慮してください。

因島の魅力

因島は、村上水軍の本拠地として知られ、歴史的なスポットが点在しています。「因島水軍城」では、水軍の歴史や文化に触れることができます。
また、標高226mの「白滝山」には、700体以上の石仏が並ぶ「五百羅漢」があり、瀬戸内海を望む絶景スポットとして人気です。

さらに、因島は八朔や安政柑の発祥地としても知られ、地元の特産品を楽しむことができます。
「はっさく大福」や「はっさくゼリー」など、因島ならではのスイーツもおすすめです。

てくてく場所

広島県尾道市因島 天狗山

いんのしま観光なび (外部リンク)
尾道観光協会おのなび (外部リンク)

【ご注意】
本記事は筆者「ぶたきのこ」の体験記録です。
登山・街道歩き・グルメ紹介については、ご自身の体調や環境に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。
地図や備品を携帯し、安全には十分ご配慮の上、自己責任にて行動をお願いいたします。
また、掲載している店舗情報(営業時間・価格など)は訪問時点のものです。
最新情報は、各店舗の公式サイトやSNSでご確認ください。

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